Litmus + Glass Love　2枚組みDVD

・解説　カルトサーフムービー「リトマス」がリリースされて２０年を記念して、２００３年作品「グラスラブ」と２枚組セット。

LITMUS

• サーフィンのスタイルを追及したカルトムービー！サーフィンにおけるスタイルを表現する」という監督アンドリュー・キッドマンのコンセプトを基に作成され、サーフィン界のカルトムービーとして高い評価を得た「リトマス」。

• ウェイン・リンチ、デレク・ハインド、ジョエル・フィッツジェラルド、トム・カレン、マーク・オクルーポ他

• 映像製作者、音楽家、シェイパー、詩人、写真家、サーフジャーナリストと多くの肩書きを持ち、サーフィンを様々な分野で具象化していくオーストラリアの若手サーフクリエイターであるアンドリュー・キッドマン。美しい映像とアーティスティックなスローモーションにシンクロした音楽が彼の世界。

• 彼の映像は流行に惑わされないそれぞれのサーファー個々が持つサーフスタイルこそが大きな輝きを放つということを教えてくれる。

解説
 

冒頭には1966年世界チャンピオンのナットヤングの名言が引用される。 

I wish that when they asked us “What is Surfing?, I would have said it’s a spiritual activity, 　
and not just a sport, because that’s what put us on the wrong track 

『｢サーフィンとは？｣と尋ねられたら、只のスポーツではなくスピリチュアルな活動と答える。
その訳は我々を悪い道へ追いやったからだ。』 

　当時はオーストラリアでさえ一部のマニアにしか知られなかった理由は至って簡単である。生産本数が少なく、宣伝活動もしなかったからだ。しかし｢リトマス｣は一部のサーファーからの強い支持を得て、年を追うごとに認知され、現在ではカルト的存在として多くのメディアが絶賛するに至った。

日本でも｢リトマス｣は一部のサーファーから熱狂的支持を得始めると、2006年にはグリーンルームで上映されメインストリームで注目されるようになる。

このように1997年に発表されたサーフィンフィルムが12年を経てなお売れ続けているには、サーファーの心に触れる共通の何かが存在するであろう。

様々な時代のサーフボードにのるデレクハインド、シングルフィン/ノーリーシュのトムカレン、
ミッキードラのジェフリーズベイ、シングルフィンのジョエルフィッツジェラルド。

流行のトランジッションボードへの方向性をすでに1997年に見出していたのだ。つまりコンテストに勝つためではない個々のスタイルを磨き完成させるためのサーフボードである。

それらは時代を超越したビヒークルであることを、アンドリューは12年前に「リトマス」で訴え、
それは現在の主流にもなりつつある。

GLASS LOVE

内容

　サーフィンの本質を描く、ソウルサーフィンの真髄。

■発表年
　2004年

アンドリュー・キッドマン作品。

サーフィンの本質の持つ美しさを余すところなく伝える。サーファーマガジンの元編集長（1971-1991）現在はサーファージャーナルを発行するスティーブ・ぺズマンが、1976年にカリフォルニアでティモシー・レアリー博士との会話を回想するシーンは、サーファーが何者であるか明確に語っている。

「今・ここに・ある／Be,Here,Now」

出演はトムカレン、ウエイン・リンチ、スキップフライ、デレク・ハインド、ジョエル・フィッツジェラルド、ニール・パーチェス・ジュニア、ガス・ディッカーソン、オスカー・ライト他、共通している点は知名度は問わず、個性的な独自のサーフィンを完成させている点である。

登場するサーファー同様にサーフボードもツイン、シングル、ロング、ショートと様々なタイプを見る事が出来る。

アンドリュー自身が削り、マーティン・ワーティンソンがエアブラシで鯨を描いたシングルスタビライザーでリトルアバロンのチューブを走るガス・ディッカーソン。

デーブ・パーメンターのシングルスタビライザー、スキップフライのキールフィンフィッシュ等、アートとしてサーフボードにスポットが当てられる。

一方で、父パット・カレンがシェープしたバルサーボードにのるトム・カレン、父がシェープしたシングルフィン、ツインフィンにのるニール・パーチェス・ジュニア等、サーフィンを通して築かれている理想的家族像が描かれる。

ロケーションはオーストラリア、フランス、アイルランド、カリフォルニア、ニュージーランド、ハワイ、南アフリカ、他。中でもキラのスーパーバンクスは特別である。

音楽は昨今のネオサーフミュージックと呼称されるアコースティックサウンドの原点とされるアンドリュー自身のオリジナルの他、ニール・ヤングなどが映像とメローにシンクロする。

『出演』

Daizy Shayne　デイジー・シェーン

Joe Curren　ジョー・カレン

Pat Curren　パット・カレン

Tom Curren　トム・カレン

Garth Dickenson　ガス・ディッカーソン

Neal Purchase Jnr　ニール・パーチェス・ジュニア

Albert Falzon　アルビー・ファルゾン

Michael Peterson　マイケル・ピーターソン

Martyn Worthington　マーティン・ワーシントン

Mark Sutherland　マーク・サザーランド

Oscar Wright　オスカー・ライト

Wayne Lynch　ウエイン・リンチ

Joel Fitzgerald　ジョエル・フィッツジェラルド

Steve Pezman　スティーブ・ペズマン

Shane Herring　シェーン・ヘリング

Derek Hynd　デレク・ハインド

Skip Frye　スキップ・フライ

YES SURF