News & topics SAT Sep.15.2018 Update
いつもYES SURFブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
今年も、YES SURFでは、RICH PAVEL・2019・来日シェイプ カスタムオーダーを受け付けております。
PAVEL SURFBOARDSのストックボードは、こちらからご覧ください。
しかも、今年は、昨年より、パベル氏の日本滞在期間が1ヶ月と短いため、製作本数も限られてきます。
2014年冬に来日シェイプ中のPAVELに会いにいった私達。
その奇跡のボードが生み出される現場を目の当たりにし、大興奮の私達を冗談交じりでフレンドリーに案内してくれた、パベル氏。
今までカスタムオーダーした、ボードは、どれも期待を裏切らず、最高のストークをプレゼントしてくれました。
YES SURFブログ記事「Rich Pavel 来日。ファクトリーへ訪問 2014」
パベルのそばで、黙々と職人技に集中して、ボードを仕上げていた高橋健次氏。
究極のグラスワークを生み出す、高橋健次氏とパベルの共同作業で、この来日シェイプのボードは、産声をあげます。
世界最上のデザイナー・シェイパーが最上のグラスワークを前提にしたシェイプを行い、高橋氏が、そこに表現されている全ての細部を読み取り、グラスされたサーフボードの最終形状をクリエイトします。
高橋氏が仕上げた、ボードのグラスワークの素晴らしさは、世界最上級、いや世界で一番と言っても過言ではないくらいです。
YES SURFに届くボードの美しさにいつも圧倒されます。宝石のよう。
その超高水準のグラスワークで"PAVEL・山王"を仕立てます。
Rich Toby Pavel(リッチー・トビー・パベル)
カリフォルニア・トップクラスのFish Board でNo,1の評価を獲得した Fish Board シェーパー であり、クワッド・フィッシュの開発者でもあります。
パベルはスティーブ・リズの生んだフィッシュをマスターし、磨き上げて、アップデートを完成させた事で、すでに長い間フィッシュ・ファン達の間でもっとも求められるシェイパー・デザイナーとして知られていました。
彼のシェープする サーフボード は、ダン・マロイ、ラスタ、デレク・ハインドなど、コマーシャリズムから一切左右されない確かな価値観と眼力を持つ有名トップサーファー達や、世界中のリアルサーファー達を虜にさせています。
ダン・マロイがパベルのフィッシュでクルーズするサーフムービー、「SPROUT」のシーンは、有名。
アンダー・グラウンド・シーンのカリスマ。
サンディエゴフィッシュを継承しながらも独自の世界観で多くのファン持つ、カリフォルニアを代表するレジェンドシェーパーです。
カリフォルニア・サンディエゴの、リッチー・バベルが
デレクのためにシェープしたオリジナルをモデファイさせたビッグボード
すべてのカスタムオーダー・ボードはスペシャル・ブランクスをブランクスメーカーにオーダーするところから製作が始まります。
オーダー締め切りは10月末を予定しております。
ご相談・お早めのオーダーをお待ちしています。
*製作本数枠が終了しだい終了予定前でも、オーダーを閉め切らせていただきますのでご了承ください。
2018年、PAVEL は、あらたに追加したニューモデルを含めて、約60モデルあまり。
リッチ・パベルは、本当に数え切れないデザインとバラエティの引き出しを持った、デザイナー・シェイパーです。
PAVELのカスタムオーダーは、ご希望のイメージに合うモデルを選んでいただくのも良し、モデルが特定できなければご希望のサーフィンのイメージをYES SURFにご相談頂き、一緒に見つける事もできます。
「RASCAL」
今までにないフィッシュ、短いフィッシュの長めからミッドレングスの始まりあたりまでサイズレンジのターゲットです。
最大のフィーチャーは、幅の広さとボリュームです。
ボリュームの大きいフィッシュは見かけますが、ラスカルは短いフィッシュの持つレスポンスと軽快さ、なにより本物のフィッシュのターンとフィーリング。
余裕のパドルと波のキャッチは2フィート長い板のレベル、短いフィッシュのライド。
たいてい幅とボリュームを大きく設定するデザインのフォーカスは、小さな波でのアドバンテージということになりますが、もちろんラスカルもそこは並外れたアドバンテージを持ってます。
さらに、GOOD WAVEではターンの伸びとカーブの切れとコントロールへの鋭さはこのコロッとした体躯と別物。
普通なら幅が邪魔しがちな、バックサイド・トップターンでハイラインから早いタイミングでレール切り替えると軽く切れてドライブよく廻ります。
「OKINAWA 9」。
これは、小柄な女性サーファーを対象とし、沖縄の特に南部のサーフポイント特有のショートショルダーでホローな波でも、クラシカルなライディング、シングルフィンでロングボーダーを楽しみたいというリクエストをパベルが叶えてくれたものです。
沖縄の波質は、ホローで、ブレイクが早く、使用されるボードも、パフォーマンスショートでないとダメとか、シングルフィンのクラシカルなロングボードは向かない等、いわれますが、そうは言ってもやはり、クラシカルなロングボーディングに憧れます。
シングルフィンでのライディングには、2プラス1のフィンセッティングでは、及びもしない気持ちよさがあります。
重さのある、クラシカルなロングボードには、軽いパフォーマンスロングボードにはない、スピード感やグライド感が楽しめます。
決して軽すぎない、逆にクラシカルなテクニックを要する、でも沖縄特有のショートショルダーの波を乗り継げる、そんなロングボードが欲しい。
そんな何となくなワガママをパベルは、数ある引き出しの中からデータを取り出し、魔法のように叶えてくれました。
PAVELのデザインには、こうして、お客様からのリクエストから生まれたモデルもありますし、それが定番モデル化されたデザインもあります。
もちろん60種類あるモデルの中には、PAVELの代表的なモデルもあります。
「SPEED DIALER」などは、特にそうしたPAVELを代表するモデルです。
「SPEED DIALER」
クアッド・フィッシュをサーフボード・デザインのメインカテゴリーに確立した、リッチ・パヴェルの記念碑的モデルです。
リッチ・パベルはトラディショナルなフィッシュをクアッド・フィッシュに発展させて世界中を驚かせました。
パベルはスティーブ・リズの生んだフィッシュをマスターし、磨き上げて、アップデートを完成させた事で、すでに長い間フィッシュ・ファン達の間でもっとも求められるシェイパー・デザイナーとして知られていました。
※スティーブ・リズとフィッシュボードについての歴史とエピソードについては、こちらのDVDがオススメです。
さらにパベルはフィッシュのキールフィンを2分割してキールの持つ機能性を拡大し、その機能性と完全にフィットするボードデザインとの関係を確立しました。そのボードデザイン・フィンデザインをスピード・ダイアラーと名付けました。
このスピード・ダイアラー登場後、世界中にこのフィンシステムを採用したフォロワーが繁殖したのです。
パベルのボードデザインすべてに共通し彼自身も主張する、ボードとフィンの互いの完全調和はどちらか一方が優れているだけでは到達することの無い圧倒的なパフォーマンスをサーファーにもたらします。
PAVELのクアッド・フィッシュ「スピード・ダイアラー」でクルーズするダン・マロイ
「MONO」
ハルボードファンの間では、憧れの存在、ジミー・ガンボア。
ハルフリークの彼は、グレッグ・リドルに始まり、色々なシェイパーのハルスタビーを乗りこなします。
そのライディングのスムースさとかっこよさには、ため息が出ます。
ハルボードファンは、沖縄でも徐々に増えてきています。
PAVELにも、いくつかのハル・デザインがあります。
その中でも、「MONO」は、他のハルボードとは、一線を画します。
MONOのサーフデザインに、他の誰も思いつかないダイナミズムを持ち込みました。
ターン感触とスピードを、従来の典型的なハルでは得られないクラスにまで引き上げたボード。
それが、「MONO」です。
しかも、同時に高いマニューバー性は"ほぼ"あきらめざるを得なかった従来のハルに比べて、ハルらしいライドのマニューバー性を実現、拡大しました。
スピードと軽いマニューバー性能。
ハルは、ちょっと苦手なんだよね、難しいよね、という方でも、「MONO」に乗ると、きっと考え方が変わるはずです。
他の何れとも違う、ディスプレイスメント・ハル。
ハルボトム、トライプレーン・パネル、Sデッキフォイル、などなどのハル独特なデザインはこの「MONO」で同じく発見することができます。
ただしその配分やポジション・レイアウトは、従来のハル比べて、かなりユニークです。
その結果「MONO」は、どんな波でもそれがダウンザラインでもターンでもラインの先に吸い込まれるような高速サーフィンを楽しめるボードにできあがりました。
もちろんカットバックもバックサイドのボトムターンもトップターンも、ハルボードだからと恐れることはありません。
「360 BONZER」
特に短めなショートボード・パッケージの5フィン・ボンザーです。
一般的なスラスター・プラットフォームには求めようのない驚異的な波のキャッチと同時に、掘れた速いセクションでも余裕の速さとコントロール性の高さ。
ボンザー独自の動きとドライブに、ショートボード・マニューバーを両立させるサーファーに。
「ROUD PIN QUAD」
ポッド・プラットフォームに、フィッシュに共通するパベルの協力な加速フォイルを持つクアッド。
今や世界のスタンダードになったクアッド・フィンセットアップは、リッチ・パベルがフィッシュとのコンビネーションをパーフェクトにデザインしました。
単にフィンのセッティングではなくボード自体のデザイン・シェイプとの関係・関連の完全調和に機能的条件があります。
その結果であるPAVELクアッドの動き・速さ・なめらかさがこのモデルにもフルに生かされています。
サイズレンジは、5'台~6'台後半まで。
上の写真のミッドレングスラウンドピンクワッドは、6'6"。
大きな波から小波までオールラウンドに楽しめます。
シングルorダブルのマイクロウイングを選ぶこともできます。
「EASY WIDER」
パベル・イージーワイダー。
リッチ・パベルのミッドレンジボード新時代に向けてのプレゼンテーションの一角、ニューデザインです。
広めのプランシェイプに、パベルならではの高性能とサーフィンのすべてをイージーに楽しめるスーパーボードです。
レールのボトムサイドにほどこされたホールド&リリースエッジをとプレーンパネルが特徴のチャインレール
そのチャインに挟まれるボトムにはシャローなハル。
それらのデザインがこの広めのロングボード級のパドリングパワーを持つボードを、滑らかにそして驚くほど機敏にレールtoレールさせてくれるのです。
しかもターンのドライブにおいてはチャインのプレーンパネルが、ラインに加速と切れをさらに加えます。
広めのプランシェイプとロングボードを超えるパドルと波のキャッチ、そしてまるでもっとずっと短い板をあやつるようなイージーな感覚がイージーワイダーです。
カスタムオーダーでは、シングルフィン・2+1・トライフィン・クアッド、からフィッセットアップを選ぶことができます。
「SEMI GUN」
YES SURFオーナーが、海外などのパワーのある、フェイスが広い、大きな波での使用をコンセプトとした「セミガン」です。
パベル・セミガン。
パベルはガンにもたいへん高い才能を発揮します。
グリーンルームの称号を引き継ぐ存在であり、ブルーワーとのコラボシェイプのリレーションを持つことからも分かるように、ハワイを中心とするビッグウェーブエリアでも彼のシェイプはとても高く評価されます。
サイズ、プランシェイプ、フィンセットアップ、とてもたくさんの引き出しからオーダー主のイメージ通りのセミガン&ガンが製作されます
安定したスムースなテイクオフは、圧巻。
テイクオフした後もパワーのある波の巻き上げを程よく逃してくれ、フェイスに吸い付くようにレールがセットできます。
チュービーな大きな波でもスムーズにメイクできます。
PAVEL SEMI GUN 2 + 1
「5 FIN BONZER」
いろいろなサイズ、プランシェイプ、パベルのボンザーはとても豊富です。
世界中のボンザーフリークを唸らせたパベル・ボンザー、小さな板からガン系にまで及びます。
是非ご相談ください。みなさんのご希望を聞いて最適なシェイプ にご案内します。
その他、まだまだご紹介させていただきたい、モデルがたくさんあります。
YES SURFまでどうぞご相談ください。
皆様のご注文をお待ちしております。
これまで、YES SURFで試乗し、評判の良かったボードのYES SURFカスタマイズボードのストックはこちらからご覧いただけます。
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