News & topics TUE Feb.11.2014 update
いつもYES SURFをご利用頂きまことにありがとうございます。
2月9日(日)に開催されたハードリーフカップにて、YES SURFを利用頂いている先輩がマスタークラスで優勝しました!!
おめでとうございます。
先輩にはサーフボードのNEW モデルのテストをしていただきそのインプレをもとに、私(川内)自信が試乗した乗り心地と今までの経験、さらにライダーの意見をミックスしながら、YES SURFで販売するサイズやモデルを決定しています。
そこで、先輩が今大会(胸〜肩サイズ)で使用したボードやフィンのデータを少し紹介してみます。
■ライダー詳細
・金城 篤志(キンジョウ アツシ )
・168cm 73kg
■今大会で使用したボード
ブランド:Christiaan Bradly
モデル:VIPER3
フォーム&グラッシング:Hydro Flex PU/Epoxy Natural
【WCTサーファーもうならせる、小波~中波で日本必須のハイパフォーマンス】
【どんなサーファーに適したボード?】
・日本のアベレージサイズ小波~中波(だいたい頭+)でリップの動きを重視したハイパフォーマンスな動きを出したい方
・通常の細いハイパフォーマンスボードでは対応できない整わないコンデションで動きを出したい方
・CTサーファーが、波が整わない時に使っている(いわばQSのコンデション)サーフボードを味わいたい方
・一般の試合に使って、よりアドバンテージを出したい方
・ハイパフォーマンスだが、よりユーザーフレンドリーなボードを求めている方
Matt Wilkinsonとのコラボレーションで生まれた、小波系のハイパフォーマンスボードがこのViper 3だ。ベースのボードはViperとなるが、Viperよりもより縦に・よりタイトに・そしてよりキレのあるサーフィンが可能なボードとなる。また、Viperよりも大き目な波(頭半くらいまで)に対応できるので、Viperは小波のグロベラー・Viper3をオールラウンドハイパフォーマンス用にと使い分けも出来るデザインである。
ボードの特徴は
・シングル~ダブル~VEE
・ロッカーはノーズ弱め・テール若干強め
・Viperよりもよりすっきりとさせたレール
・テールは幅広めのテンプレートを使う
・ノーズの幅は、12インチ前後でCB1やCB2などのハイパフォーマンスボードよりも広め
このボードは、CBのプロライダーやCBシェイプを愛する世界トップクラスサーファーが、試合には必ず携帯するタイプのボードです。
Viperよりも長さを出し、ノーズとテールエリアをViperよりも細めに取ってより切れのある動きを出すように(よりハイパフォーマンスショートボードに近く)チューンをしています。
レールは通常のソフトミディアムレール。ソフトなレールなので、引っかかりも無い。それでいて、レールの入れやすさが特徴で、レールが入れやすいけど抜き難いと言うことが無い。スムーズなレールです。
ロッカーラインは走り出しの早い、Viperのものをそのまま使い、テイクオフがとても早くなる。ハイパフォーマンスボードとしては、異例の走り出しの速さ。
小波系?と思われがちだが、日本のアベレージサイズであれば膝から頭半まですべてをカバーするボードで、オンショアからオフショア、とろい波から・速い波まで非常に対応範囲が広いのが特徴です。CTサーファーにも人気のタイプですが、一般ユーザーにも乗ってもらえるユーザーフレンドリーなボードで、その乗りやすさも特徴。
ボードはあなたがいつも乗っていた、先の細いハイパフォーマンスボードよりも2インチ短く、1/2"前後幅広、同じ厚みを推奨する。
これこそ、日本のビーチブレイクからリーフ、オンショア・オフショア、膝から頭半まですべてこれ1本でカバーする究極のモデル。その世界最高峰のシェイプをあなたの足元で味わって欲しい。
●ボード素材
●フィンチョイス
●テールチョイス
*Bradly explaining Viper3
*Matt Wilkinson riding Viper3
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■Shaperからのメッセージ Viperよりも、シェイプアップを果たしたモデル。Viperの後継モデルというより、使い分けをして欲しいデザインだ。Viperよりも更なる切れのあるリッピング性能・ターン性能を上げたモデルを探している方にぴったりのボード。これぞ、1本!というボードで幅広い波のコンデションで使えるのも魅力となる。
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■対応の波・コンデション このボードの対応の波は、もも~頭半。そして初級~中級からプロまで幅広く楽しめるボードである。波はオンショアからオフショアまでの幅広いコンデションにあわせることが可能だ。
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■標準サイズのスペック■
Bradley Viper 3- 5'8"
幅: 18 3/8” | 厚み: 2 1/8”
お勧めの設定体重:初級者~中級者 40~45kg 中級者 50~55kg 上級者 55~60kg
Bradley Viper 3 - 5'9"
幅: 18 1/2” | 厚み: 2 3/16"
お勧めの設定体重:初級者~中級者 45~50kg 中級者 55~60kg 上級者 60~65kg
Bradley Viper 3 - 5'10"
幅: 18 5/8” | 厚み: 2 1/4"
お勧めの設定体重:初級者~中級者 50~55kg 中級者 60~65kg 上級者 65~70kg
Bradley Viper 3- 5'11"
幅: 19 1/4” | 厚み: 2 5/16"
お勧めの設定体重:初級者~中級者 55~60kg 中級者 65~70kg 上級者 70~75kg
Bradley Viper 3- 6'0"
幅: 19 3/8” | 厚み: 2 3/8"
お勧めの設定体重:初級者~中級者 60~65kg 中級者 70~75kg 上級者 75~80kg
Bradley Viper 3- 6'1"
幅: 19 1/2” | 厚み: 2 7/16"
お勧めの設定体重:初級者~中級者 65~70kg 中級者 75~80kg 上級者 80~85kg
Bradley Viper 3- 6'2"
幅: 19 5/8” | 厚み: 2 1/2"
お勧めの設定体重:初級者~中級者 70~75kg 中級者 80~85kg 上級者 85~90kg
【Christiaan Bradleyについて】
クリスチャン・ブラッドリーは、現在ヨーロッパをベースに活動するオーストラリア人シェイパー。現在はフランスのホセゴー在住だが、出身はタスマニア島の”Marrawahである。
幼少のころに、シェイパーだった父親の影響でサーフボードシェイピングを始める。最初のボードは、彼の父親のシェイピングベイから借りた道具を使って、彼の友人の古いボードをリメイクしてシェイプしたものだった。
サーフボードビルディングに興味を持ち始めたブラッドリーは、バーレーヘッズのブラザーズ・ニールセンでサンダーとして仕事をし、その後にガンサーロンの元でサンダーとしての仕事をした。
2001年にヨーロッパに渡った彼は、そこでシェイパーとしてのキャリアーをスタートさせる。まずは、スペインのプーカスで、ブライアン・イングハムからシェイプの基礎を教わった。その後、Euro GlassのSteven Bellに誘われて、ヨーロッパのチャンネルアイランド(アルメリック)のシェイパーとして6年半間活躍。その際に、世界チャンピオンを含む多くのトッププロへのシェイプをすることとなる。
世界最高の修行期間と位置づけられるCIのヨーロッパシェイパーとしての経験を十分に生かし、世界でも数名しか許されていない”CIサーフボード”の ボードデーターを、自分のブランドのボードに反映させられるシェイパーだ。
2002年から、EUのCIサーフボードをすべて監修するという大仕事を受ける。
彼は、”アルメリックのデザインを、寸分も違わずに再現する”という、まるでマシーンのような頭脳とゴットハンドを発揮して、CIサーフボードのEUでの地位を更に高めていった。
彼の素晴らしいシェイプを聞きつけたJake Pattersonや、Danny Willsらが彼のボードをオーダーし始めた。そして次々にプロらが、彼の特級の腕を聞きつけてオーダーするようになる。
Andy Irons、Bruce Irons、Mick Fanning、CJ Hobgood、Damian Hobgood、Dean Morrison、Taj Barrowらも彼のボードをヨーロッパに来る際にはオーダーを始めるようになった。
ワールドツアーサーファーの世界レベルの限りないサーフボードのパフォーマンス要求に答えるべく、多くのテスト・フィードバックが、彼の腕を更なる高みへと引き上げたと言う。
*Mick Fanning Riding CB2 Model
そして2003年にあのKelly SlaterがCBにオーダーを入れた。彼にシェイプしたボードで、SlaterはムーンダッカとブラジルのCTで優勝する。KellyがCBボードをオーダーし始めたという噂が、彼に更に多くのプロサーファーがオーダーをし始めた。
アルメリックのデザインを再現しながら、自分なりの考えをシェイプ&デザインに次々に取り入れて行くBradley。そのアイデアをアルメリックに話しながら、彼にも影響を与えて、アルメリック自身がBradleyのデザインを取り入れていたという世界の最高レベルのシェイパーである。
Dradley曰く
”毎年CIサーフボードがあるサンタバーバラに行って、このアルメリックとの共演を楽しんでいた。カリフォルニアのサーフボードデザインで何が起こっているか?実際肌で感じるのもシェイパーとして有益なことだったんだ。今なお世界をトラベルして、サーフボードをシェイプするけど、様々な波・その現地のファクトリー・デザイントレンド・多くのサーファーのフィードバックの情報を得ることが、シェイパーとして一番大切なことだ。”
2009年には、世界チャンピオンであるKelly Slaterのボードをメインでシェイプしいていて、4度のCT優勝を獲得に貢献。彼のブランドのライダーであるJeremy Floresは、2010年のパイプマスターズで、BradlyのCB1モデルを使って優勝。2010年のQSでは、Santa CruzでのOneill Cold Water(別名CWC)でMatt Wilkinsonが優勝など、計7つのQS優勝が彼のマジックステックによって生み出されていたのだ。
Kelly Slaterの考えは、
ボードをとにかく短く、幅広に、そしてより深いコンケーブを入れる
というものだった。その考えは今のツアーに多くの影響を与えている。実際、10年前のツアーのサーフボードより、今のツアー選手のボードは短く・幅広になっている。Bradleyの手本にするシェイパーは、アルメリックとサイモンアンダーソンと言う。彼らのデザインを生に感じながら、彼らのデザインにも影響を与える彼のサーフボード・・・
今なお、ヨーロッパツアーの際には多くのCT選手が彼のボードをオーダーするその事実こそが、Bradleyシェイプの素晴らしさを証明している。
世界中の有名シェイパーサークル(仲間内)では、彼こそ新世代を担うシェイパーとして誰もが認める”世界のトップシェイパー”の一人とされているのは有名である。
Bradleyサーフボードのロゴは、Devil Facial Tumour Disease, ”DFTD”により、今や絶滅の危機に遭遇している”タスマニアデビル”をモチーフしている。その事態を危惧したBradlyは、”Dollar for the devil”という運動を開始して、彼のサーフボードが1本売れる毎に1ドルか1ユーロを”Save the tasmanian devil found(タスマニアデビルを救おうファンド”に寄付をしている。
■今大会で使用したフィン
JW-1 PG
ジュリアン・ウィルソンのシグネチャーモデルです。
センターを少し小さめに設定しトップでの回転性は抜群です!
AM-2 PCが好きな方は特におすすめです。
ジュリアンも愛用しているJW-1の性能を是非堪能してください!
・サイズ
SIDE
BASE:112mm
DEPTH:116mm
CENTER
BASE:109mm
DEPTH:114mm
・素材:Performance Glass (PG)
Performance Glass(PG)は、従来のファイバーグラスフィンが持つフレックスパターンを使用しています。ドライブ性を重視してデザインされたしなりの少ない硬いべース部分と、より機敏に反応するためにデザインされたしなりの多いディップ部分でデザインされています。
先輩はフィンセッティングにも気を使い、フリーサーフ