ニュース・トピックス 2017年09月10日(日) 更新
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本日、9月10日 (日)糸満市のスーサイドポイントで「津波避難訓練」が行われました。
すでに海に入っているサーフィン中のサーファーの皆様にご参加いただき、主催OSA(沖縄サーフライダー連盟)、糸満市協力沖縄県森林組合連合会のご協力により防災訓練を実施いたしました。
基本想定(概要)平成29年9月10日(日)、9:15沖縄近海にてマグニチュード8の地震が発生したと仮定。
地震発生時は、大津波警報が沖縄県南部に発令されるため、糸満市では、毎日、多数のマリンレジャー(サーフィン)を楽しんでいる人々がいるとして、50名ほどの一般サーファーにご協力いただき、米須海岸スーサイドポイントにて避難訓練を行いました。
サーファー同士連携して、情報の伝達、避難場所の把握、そして、避難経路を確認。
実際の避難行動により津波からどうやって避難したら良いか、実際に安全な場所まで避難するまでどのくらいの時間を要するのか、海上にいた場合、どのぐらいの時間を要して岸まで移動できるのか、サーフボードやビーチサンダルを履かないで、なるべく想定できる実際のシチュエーションにあわせて、訓練を行いました。
最初は、津波発生警告のサイレンを合図にビーチに待機しているサーファーから避難。
地震発生が太平洋側の沖縄近海で起きたと想定して、津波到達まで約15分。
最大の津波の大きさは、15メートルほど。
海上のメインのポイントには、数名のサーファーも待機。
もちろん、サーフボードや車は置いて、高台の安全地帯まで急いで避難しました。
海上のサーファーを最後に、全員が避難できたのは、約7分後。
津波到達時間の15分よりはるかに余裕を持って避難できました。
しかし、実際に海上にいて、何の心構えもなく、サイレンを聞いただけで、急いで避難行動に移すことは、難しいかもしれません。
実際のところ、津波や地震の恐怖から足がすくんでしまったり、携行品や車に気をとられてしまったりしそうです。
人数が多ければ、多いほど、パニック状態になって、狭い道の中で押しだるまのように転んでしまったりするかもしれません。
特に、スーサイドポイントは、エントランスが険しいリーフのため、海上からの避難経路は、海底ケーブルの道一本に集中します。
ここも滑ったり、転んだりしてパニック状態になったりすることも考えられるでしょう。
いつどこで起こるか予想できない自然の災害。
そうした人間の想像を超えた自然の脅威に対して、非常に恐怖を感じますが、逆に自然が生む恩恵により私達は、サーフィンを楽しんでいます。
これからも定期的に訓練を行う必要性を感じました。
ご参加いただいた、サーファーの皆様、ご協力いただいた関係者の方々、どうもありがとうございました。
YES SURF