ニュース・トピックス 2017年10月20日(金) 更新
毎度YES SURFをご利用いただき、誠にありがとうございます。
ロサンゼルスより北のサンタバーバラから南下して、2日目のCA滞在7日目。
昨日から一緒に行動してくれてた、友人のTOMOKO。
昨年も素敵な写真をたくさん撮影してくれたり、英語が不十分な私達のために、ファクトリーやシェイパーのアテンドをしてくれました。
ありがとう!
20年以上のお付き合いになる古い友人です。
彼女のお仕事は、カメラマン。
彼女のお仕事の内容は、こちらでチェック!
本当に素敵な写真ばかり。彼女の素敵な仕事ぶりは、こちらの雑誌でも有名。
そんな彼女に今回お願いしたのは、HOBIE SURFBOARDSのシェイパー、 GARY LARSONのお仕事拝見の撮影とアテンド。
約束の時間より、早めに到着したので、店内を見学させていただきました。
ホビーは1950年の創業から70年近く続く老舗サーフボードメーカー。
サーフボードを世界で初めてフォームで作成したホビーアルター。
バルサ材をカットして、サーフボードを作る、ホビー・アルター。
歴史のある、HOBIE SURFBOARDSは、サーフボードだけではなく、色々なマリンアクティビティを提供している、地元でも長く愛されているメーカーさんです。
広い店内を楽しく拝見させてもらっている間に、ゲイリー登場。
挨拶をして、沖縄からのお土産を渡して、早速店内に展示してあるボードについて色々と説明してもらいました。
とっても優しそうな表情の、見るからに人の良さそうなゲイリー。
実は、私たちに会う前は、大学で専門の地理学を講義していたそう。
インテリシェイパー!
2足のわらじ!
ボードの説明や、シェイプについて、端的で、細かく、とてもわかりやすく説明してくれました。
シェイプするから見ていく?という提案にもちろん!とシェイプルームにお邪魔しました。
実は、こちらのシェイプルーム、ホビーのショップに併設されており、ガラス窓越しにシェイプしているところを見学できるのです。
素晴らしい!
現在、ホビーには、レジェンドシェイパー、テリー・マーチン亡きあと、今回会ったゲイリーと昨日インビテーションで再会した、タイラー・ウオーレン、マーク・ジョンソン、テリー・マーチンの孫のショーン・ベイリー。そして、自身のサーフブランドを持つ、デクスターもシェイパーとして参加しています。
クラシカルなロングボードによく見られる、テール部分のウッドの加工をして見せてくれるゲイリー。
一本のロングボードを大体1時間半でシェイプしてしまう、ゲイリー。あっという間にテール部分は完成。
次に、HOBIEのライダーである、バッキー・バリーのシグネチャーモデルである、UNCLE BUCK(アンクルバック)のボードをシェイプする所を見せてくれました。
そして、なんと、私達にもシェイプ体験をさせてくれました。感動です。
ゲイリーを始め、シェイパーを見ていると楽々スラスラとシェイプしていきますが、実際に操作してみると非常に難しい。まず平行にまっすぐプレーナーを操作できないので、シェイプした面はガタガタ。
すぐにきれいにゲイリーが処理してくれましたが、その手さばきと速さと正確さに、改めて脱帽です。
このプレーナーは、ゲイリー個人のもので、とても古い機種だそう。
こんなに重くて、古いプレーナーを使っている人は少ないそうで、実は、今では生産されていないそう。
壊れたら修理しながら、このお気に入りのプレーナーを使っているそうです。
また、シェイプ作業の中で一番難しいだろうなーと思っていた、レールシェイプ。
50/50とか60/40とかダウンレールとかレールの形状は様々ですが、ゲイリーは、今ではほぼ感覚でそれらを削り分けられるそう。
でも最初の頃は、レールの割合を決めて、印をつけ、その印からどうやってレール曲線を削り出すか、練習を重ねたらしい。
そう、きっとこんな風にテリーに指導してもらいながら。。。
シェイプ作業の途中、HOBIEのライダーであるバッキー・バリーが登場。
自身のモデルである、アンクルバックとアンクルバック2について詳しく説明してくれました。
動画でもわかるようにお茶目な彼。
テリー・マーチンと共に試行錯誤して作られたこのモデルなど、多くのボードモデルを継承して、ゲイリーらホビーシェイパーが次世代に伝えていく。
こうしてHOBIEの歴史は作られてきたのですね。
シェイプルームに立てかけてあった、ウッド製のフィッシュが美しく、「これ欲しいなー」とゲイリーに言ったら、「ダメダメ。これ僕が苦労してシェイプしたんだ。」と苦笑いして、大事そうに見せてくれました。
廃材を利用してコツコツ時間を見つけて、作ってきたそう。
美しい。
最後に記念撮影をして、HOBIE SURFBOARDSを後にして、サンセット迫る、サンオノフレへ。
1時間ほどのクイックサーフをして、今日のミッションは終了。
続きは、CA TRIP DAY8で。
YES SURF